山梨県・増富温泉にある不老閣に行ってみた①

5月26日から30日まで、山梨県北杜市にある増富温泉に宿泊した。知らない人のために説明すると、ラジウム温泉と呼ばれる泉質の温泉で湯治としての温泉としても知られている。とくに癌に効果のある温泉ということで、全国から訪れる客も多い(私は癌ではないが)。増富温泉へは今年の4月上旬にも訪問したので、これで2回目。ホテルレビューを以前執筆した場所とは違う場所に宿泊してみた。

「不老閣」は増富温泉のなかでも一番有名な温泉旅館だそうな。4月末から9月末まで自炊用の別館を開放し、格安で宿泊できる(1泊 4000円)。もちろん本館のほうも大人気で、すでに8月の空室が4日くらいしかないという状況だ。 自炊専用の部屋に泊まるといっても普段料理しないので、食べ物だけ郵送することに。郵送後にサラダを買うのを忘れたので、途中成城石井でサラダを購入する羽目になる。 韮崎駅からバスで1時間という山奥にある増富温泉。周りにはコンビニなんて便利なものはないが、店は何件かある。日帰り温泉施設「増富の湯」でも昼食をとれるが、今回はお世話にならなかった。それくらい、不老閣がよかったのね。

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ラジウム温泉の入浴方法について、以前増富温泉に訪れたことがあるので一応知っている。が、不老閣には初めての宿泊なので、一応説明を聞くことに。 ラジウム温泉というのは、放射線物質を含んでいる温泉なのね。放射線を浴び過ぎると体に悪いのは承知のとおりだが、少量だと体にいいというわけ。でも、入浴回数は1日3回までと決められている。温泉は内風呂に不老の湯と長寿の湯、露天風呂として岩風呂というのがある。岩風呂は刺激が強い上に20℃ととてもひゃっこいので、完全に湯治用ですね。大体1回の入浴につき1時間かける客が多いそうだが、ラジウムは内風呂でも30℃以下ととてもひゃっこいので、40℃くらいの普通のお風呂と交互に入るのが一般的。ラジウム温泉には、慣れないうちは5〜10分、慣れると15〜20分入るみたい。

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昼の2時前に到着したので、1日目からなんとか3回入浴できた。でも、やっぱりラジウム温泉はキツいのね。刺激の弱いとされている30℃のラジウム泉でも湯あたりしてしまった。ラジウム温泉だけでなく、硫黄泉でも湯あたりすることはあるのだが、最初の入浴で湯あたりするとは思ってもいなかった。ちなみに前回増富温泉に訪れたときもラジウム温泉に入りまくっていたが、湯あたりすることはなかった。やはり評判通りの効果のある不老閣のラジウム泉なんだろう。